原付免許試験とは?試験の流れや費用、注意点まとめ
「16歳になったし、原付免許を取りたい!」
「原付免許があると身分証にもなって便利だなぁ」
などと考えている人もいるのではないでしょうか。
実際に原付免許を取るなら、どのぐらい時間がかかるのか、どのぐらい費用がかかるのか、気になるところです。
また、どのような試験があり、どう準備すればいいかも大事なポイントになります。
この記事では、以下の点についてお伝えしていきます。
・原付免許についての概要
・原付免許の取得方法と費用
・準備するものと取得の流れ
・原付免許の有効期間
・学科試験の内容と難易度
これから原付免許を取ろうと思っている人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
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目次
原付免許試験とは?
「原付免許試験」は、その名前の通り、原付に乗るための免許を取得する試験です。
「原付」は正しい呼び名を「原動機付自転車」と言います。「スクーター」や「原チャリ」などと呼ばれていますね。
原付は、排気量が50cc以下の自動二輪車のことです。電動の場合は、出力が0.6kW以下のものと決められています。
原付免許試験は、自動車免許と同じく各都道府県の運転免許試験場で行われます。試験は学科のみで実技はありません。そのため、最短「1日」で取得可能です。
試験の内容は、正しい交通ルールやマナーに関することが問われます。文章問題が46問とイラスト問題が2問出され、50点満点のうち45点以上取れれば合格。回答は〇×の2択より選ぶマークシート形式です。
取得費用も自動車などと比べて手軽で、8,050円で取れる都道府県がほとんどです。
最短で1日で取得可能
先にもお伝えした通り、原付免許は学科試験のみで、最短1日で取得可能です。試験時間は30分間となります。
試験を受ける運転免許試験場は、住民票に記載された住所の都道府県でなければ受験できないので、気をつけてください。
さらに、今はパソコンやスマートフォン、または電話による事前予約が必要になっている場合もありますので、お住まいの都道府県警のホームページなどで確認しましょう。
受験日を決め、事前予約が必要な場合はそれを済ませたら、あとは当日の朝、運転免許試験場へ行って、申し込みをします。
その後適性試験や学科試験を受けて、合否発表を待ちます。
学科試験の合格者は原付講習などを受けて、午前中には免許証が交付されるところもあるようです。
より細かい取得の流れは、後ほどお伝えしていきます。
ちなみに、雨天でも行われますので、受験予定日の天候が悪くても予定を変える必要はありません。
取得方法と費用について
ここまでは、原付免許試験の概要についてお伝えしてきました。原付免許取得のためには、各都道府県の運転免許センターへ行き、学科試験などを受ける必要があります。
続いては、より詳しく原付免許取得のための条件や、費用などについて説明していきます。
取得するための条件を確認
原付免許試験を受けるとき、学科試験前に申請書を書き、その後「適性検査」が行われます。そのとき、チェックされるのは以下の条件です。
・年齢が16歳以上である
・10メートル離れたところでも90db(デシベル)の音を聞き取れる
・色の判断がつき、赤・青・黄の区別がつく
・身体機能障害がない
・必要視力は両眼で0.5以上
・片眼が見えない場合は、他眼の視野が左右150度以上あり、視力0.5以上あること
視力が低い人でも、眼鏡やコンタクトレンズを着用すれば条件を満たせる場合、試験を受けられます。試験場に眼鏡またはコンタクトレンズを忘れずに持参しましょう。
原付免許の取得費用
続いては、費用についてです。自治体によって多少の差はありますが、だいたい8,000円ほどの手数料が必要となります。
ここでは、神奈川県の場合を例に取り、費用の内訳についてお伝えします。
手数料内訳 | 費用 |
---|---|
試験手数料 | 1,500円 |
交付手数料 | 2,050円 |
原付講習料 | 4,500円 |
合計 | 8,050円 |
そのほか、申請用写真が必要となりますので、スピード写真機で撮影しておきましょう。料金は機種によって異なりますが、おおむね700~1,000円程度です。
原付免許試験で準備するもの&取得の流れ
次に、免許試験を受ける際の持ち物について紹介していきます。当日は、忘れてしまうと受験できなくなるものもあるので、注意が必要です。
試験日の流れも、追って説明します。当日は一度運転免許センターに入ると、外出できるタイミングがなかなかありませんので、それを踏まえて臨んでください。
事前に準備が必要なもの
試験当日に持って行くものの中には、事前に取得しておかなければならないものもあります。リストをしっかりチェックして、忘れ物のないようにしましょう。
・申請用写真 1枚
・住民票の写し(本籍記載・6ヶ月以内のもの)
・ほかの免許証を持っている場合は、その運転免許証
・ほかの免許証がない人は、身分証明できるもの(健康保険証、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、パスポートなど)
・手数料(現金で)
・筆記用具(ボールペンなど消えないものはNG)
・眼鏡、コンタクトレンズなど(必要な人のみ)
申請用写真のサイズは、縦3.0cm×横2.4cmで、申請日の6ヶ月以内に撮影されたものが必要です。また、帽子はなしで、正面向き、上三分身(バストアップサイズ)、背景無しで撮影してください。
なお、写真用紙に印刷されたもののみ有効で、普通のA4用紙などに印刷したものは使えません。ぼやけているもの、笑顔、スナップ写真などはNGなので、気を付けましょう。
また、外国籍の方は在留カード、特別永住者証明書などが必要です。
都道府県によっては、印鑑が必要な場合もありますので、事前に運転免許センターの公式Webサイトをチェックしてみてください。
運転免許センターでの試験の流れ
各都道府県により、多少の違いがあるかもしれませんが、ここでは前述の神奈川県を例に挙げて説明していきます。
1. 申請書配布
2. 書類記入・作成
3. 証紙購入
4. 受付
5. 適性試験
6. 学科試験
7. 合格発表
8. 登録カードの発行
9. 写真撮影
10. 原付講習
11. 免許証交付
まずは申請書をもらい、必要事項を記入します。
書類を書き終えたら、手数料分の証紙を購入しましょう。手数料の支払いは、窓口の人にお金を渡すのではなく、この「証紙購入」によって支払う形となります。
ここまで済んだら、ようやく受付です。そこで、適性試験の場所を指示されますので、そこへ行きます。
ちなみに、運転免許試験場には、たくさんの窓口・ブースがあります。それぞれに番号が振ってあるので、それをよく見ながら、係の人の指示に従って動きましょう。
適性試験にパスしたら、いよいよ学科試験です。試験は、学校の教室のような場所で行われ、開始時間も決められています。伝えられた時間には確実に試験会場にいるようにしてくださいね。
約30分の試験を終えたら、合格発表までしばらく待ちます。こちらも、指示された時間と場所で発表が行われますので、間違えないようにしましょう。
無事に合格していたら、そこからは少しリラックスして、残りの手続きに臨んでください。
まず、登録カードが発行されます。4桁の数字を2組決め、暗証番号としますので、事前に番号を決めておくのがおすすめです。
そして、免許証用の写真撮影を行います。数年間、この写真での免許証となりますので、当日の身だしなみには気を付けて出かけましょう。
その後は、原付講習となります。これは試験ではなく、あくまで講習なので、緊張する必要はありません。
ここまでをすべてクリアして、ようやく免許証が交付されるという段取りです。この流れが短ければ半日ほど、大抵は1日で消化されていくので、意外と忙しいです。
都道府県によっては、原付講習が予約制になっていて、別日に行われるケースもあります。
服装の確認
学科試験に合格すると、原付講習を受けることになります。そのため、原付を運転できる服装であることが必須です。
以下に、ポイントを挙げます。
・サンダル、ハイヒール、下駄はNG。
・乗車用ヘルメット、手袋、長袖、長ズボンを着用して受講する。
・雨天時は雨衣を用意。
サンダルや下駄などは脱げやすく、ハイヒールは不安定です。それらの靴を履いてきてしまうと受講ができなくなりますので、要注意です。
ヘルメットとプロテクターは貸してもらえます。それ以外のものについては、着てくるか、持ってくるかの対応をしましょう。
雨天でも講習は行われます。雨衣はポンチョタイプだと出ている部分が濡れてしまいます。安全のためにも、上下セットのレインウェアがおすすめです。
学科試験の受付時間は都道府県で異なる
学科試験を受ける人の受付時間は、受験前に必ず運転免許センターの公式Webサイトなどで確認しましょう。都道府県によっても異なるので、各自でのチェックが必要です。
神奈川県の場合は午前8時30分~9時までとなっており、事前予約も必要です。また、大阪府も現在、受付時間を事前予約で決める仕組みとなっています。人によって受付時間が異なりますので、注意しましょう。
平日と土日では受付時間が異なる都道府県があったり、休日の試験が行われていないところがあったりもします。
試験を受ける前、予約をする前に必ず運転免許センターの公式Webサイトなどで確認するようにしてください。
運転免許の有効期間とは?
運転免許には有効期間があります。期限は免許証の表面に大きく書かれているので、すぐに確認可能です。
運転免許の有効期間は、初めて免許を取得した日または、最終更新日から3年間です。正確には、その日から3年目に来る誕生日の前後2ヶ月以内に更新をすれば良いことになっています。
たとえば、誕生日が10月15日の人が令和3年の10月20日に更新をしたとしましょう。次に更新すべきタイミングは3年後ですから、令和6年になります。誕生日の前後2ヶ月ということは、令和6年9月15日から11月15日の間に更新すれば良いということです。
なお、通常の運転免許は有効期間のところが青地ですが、この部分がゴールドになっている免許を持っている人がいます。それは、いわゆる「ゴールド免許」というものです。
ゴールド免許は、過去5年間を無事故・無違反で過ごした人に与えられるもの。ゴールド免許を取得すると、免許の有効期間が5年間に延びます。また、免許更新時の講習時間が半分の30分で済んだり、講習手数料が1割ほど安く済んだりと、いろいろと特典があるのです。
原付免許更新の通知について
原付免許の有効期限が近づいてくると、「更新通知書」というハガキが地域の公安委員会から届きます。タイミングとしては、更新手続きができるようになる日の1週間ほど前です。
気を付けなければならないのは、前回の更新の後に引っ越しをしている場合。住民票を移す手続きが間に合っていなかったり、郵便物の転送手続きをしていなかったりすると、更新通知書が手元に届かないことがあり得ます。
免許の更新自体は通知ハガキがなくてもできるのですが、通知ハガキが来ないことによって、更新時期を忘れてしまうことがあり、危険です。
うっかりと更新忘れをしてしまうと、最悪の場合、免許を一から取り直すことになります。そのようなことのないよう、更新日をあらかじめ手帳に書いておくなどして、忘れないように気を付けましょう。
原付免許更新にかかる費用はいくら?
免許の更新費用は、人によって違います。もっと具体的に言うと、交通違反をしているかどうかと、違反した回数や点数によって変わってくるのです。
東京都の場合にかかる費用を、表にしてまとめました。
講習区分 | 費用 |
---|---|
優良運転者講習 | 3,000円 |
一般運転者講習 | 3,300円 |
違反運転者講習 | 3,850円 |
初回運転者講習 | 3,850円 |
このように、優良運転者(ゴールド免許)は更新費用の面でも優遇されています。逆に、違反をしてしまった人は更新費用が高くなってしまうのです。
更新の際は、原付免許試験時と同じく、現金で必要金額を用意しておきましょう。
原付免許の学科試験の難易度とは
原付免許の学科試験は、合格率が50%程度と言われています。2人に1人は落ちてしまうということです。この数字を聞いて、「意外と難しい!」と思う人もいるでしょう。
ですが、これは試験内容が難しいからというよりも、合格のボーダーラインが高いからなのです。
合格ラインが上がった理由は、原付による事故が増加しているためと言われています。
また、一般的に「原付の試験は簡単」と思われがちで、ろくに勉強せずに試験に臨む人も多いとか。交通ルールやマナーは非常に項目が多いので、まったく準備せずに合格するのは難しいことです。
後から、勉強方法についても紹介していきますので、チェックして、しっかり対策して臨んでください。
原付免許の学科試験の内容について
原付免許試験は、○×の2択問題でマークシート形式。問題数は、文章問題46問+イラスト問題2問の計48問となっています。
文章問題は、1問につき1点で、イラスト問題が1問につき2点の合計50点満点です。
なお、イラスト問題は1つのイラストにつき、問題が3つ出されます。3問すべてに正解しなければ点数がもらえないので、慎重に解きましょう。先にお伝えしたように、45点以上取れれば合格となります。
間違いがちなのは、「引っ掛け問題」です。知らないと気づかぬまま引っ掛かってしまったり、悩んでしまったりするかもしれません。
ですが、実はパターン化されたものなので、きちんと対策をして、パターンを知っておけば答えられるはずです。
試験の制限時間
試験時間は30分です。その間に、48の問いに回答しなければならないので、さほど余裕はありません。
どんどん解いていきたいところですが、お伝えしたように、中には引っ掛け問題もあります。ですから、問題文はしっかりと読んで進めましょう。
もし、分からない問題に出くわしたら、あまり悩まずにとりあえず〇か×を付けておくことをおすすめします。
なぜならば、空欄にして飛ばしてしまうと、次の問題の答えをうっかりと空欄にした場所に書いてしまう恐れがあるからです。
そうなると、すべての解答がずれてしまうので、大変なことになります。
分からなかった問題は、一度最後まで解答し終えてから、改めて考え直してみるようにしましょう。
原付免許試験の勉強方法とは
書籍タイプの問題集を1冊は用意するのがおすすめです。
本を選ぶときは、問題のパターンが多く載っているもの、引っ掛け問題について解説してあるものを選んでください。さらに、答えについての解説がきちんとなされているものが最良です。
そして、問題集に取り組むときには、いきなり本に回答を書き込まないようにしましょう。何度も繰り返し使うために、別のノートや紙に回答を書く方が良いです。
また、移動中などの勉強用にスマホアプリを利用するのも、おすすめ。ゲーム感覚で学習できるものなどもあり、反復学習に適しています。
原付免許試験について、ここまで紹介してきましたが、もし、東京都で最短かつ確実に合格したいならば、武蔵境自動車教習所がおすすめです。
武蔵境自動車教習所は、中央線沿線にある教習所の中で、年間利用者数が23年連続No.1の実績を誇ります。
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割引プランの種類も多いので、条件が合えばお得に教習所に通えるでしょう。
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