原付マニュアル免許の取得方法は?
原付マニュアル車を運転するには、原付免許が必要です。原付は普通自動車免許を取得すれば運転できるため、あまり知られていませんが、実は教習所に行かなくても取得できるという特徴があるのです。
今回は原付マニュアル車を運転するために必要な、原付免許の取得方法についてご紹介します。
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目次
原付マニュアル免許はどうやって取得する?
厳密にいうと、原付にマニュアル免許、オートマチック免許の分類はなく、どちらの車種も50㏄以下の二輪車であれば原付免許で運転できます。
原付免許は取得までの流れや必要な書類、物、試験の内容と対策をしっかり練れば1回で取得できる免許です。16歳から取得可能で、教習所に通わずに学科試験と3時間の講習で免許が取得できるため、自転車よりもラクな交通手段として人気です。
ここでは原付免許の基本情報や取得方法について解説していきます。
原付マニュアル免許とは?
原付免許はオートマチック車とマニュアル車の区別がないので、原付マニュアル免許は「原付免許」のことを指します。原付免許を取得すれば、50㏄の二輪車全てが運転できるようになるので、安心して取得してください。
原付マニュアル免許は取得しやすい
原付は「自動車」に区分されないため、道路交通法の理解と運転できるだけの適性能力があれば免許が交付されます。
普通自動車や50㏄を超える二輪車の場合は、学科試験に加えて適切な運転技能があるかを測る、技能検定に合格する必要があります。教習所に通わずに直接免許センターで受験できますが、技能検定の難易度が高いのが特徴です。
そのため多くの方が合格できるだけの技能を身につけるため、教習所に通っています。普通車の免許を取得するともれなく原付きの免許(小型特殊)もついてきます。一つステップアップとして、AT小型限定普通二輪免許もオススメで2日間で免許取得可能です。
原付マニュアル免許は教習所に通わなくてもよい
原付免許は学科試験と3時間の原付講習のみで免許が取得できるので、教習所に通う必要がありません。ほかの全ての免許に関しても、必ず教習所にかよわなければならないという決まりはありませんが、学科対策や技能検定のために教習所を経て、免許センターで試験を受ける方が大多数を占めています。
一方、原付は技能を事前に身につける必要がないので、道路交通法のみを勉強して学科試験に臨みます。
原付のマニュアル車は気軽に乗れるバイクとしておすすめ!
原付は50㏄以下の二輪車のことを指しますが、利便性を考慮してスクーターを筆頭としたオートマチック車の方が人気です。実際に街中で見かける原付は、両脚をそろえておけるオートマチック車の原付が多いでしょう。
オートマチック車は操作性に富んだ便利さが魅力ですが、対してマニュアル車はバイクに近い見た目と、小柄な可愛さが魅力です。古くから存在するバイクで、自分でカスタムパーツを組み立てたり、塗装したり、独自のこだわりを持って楽しんでいる方もいます。
現在はオートマチック車の方が人気なのでマニュアル車の流通が少なくなっていますが、だからこそ中古の原付マニュアル車を探すという楽しみも、歴史の古いマニュアル車ならではです。
原付マニュアル免許を取得するまでの流れを解説
原付免許を取得するためには、免許センターで試験を受け、講習を約3時間分受講する必要があります。ここでは原付免許取得までの手順と、それぞれの内容について解説していきます。
1. 運転のための適性検査を受ける
全ての免許交付は「免許センター」で行います。原付免許もほかの免許と同じく免許センターで試験を行うので、お近くの免許センターを探して出向きましょう。
まずは適性検査を受けます。原付を運転できるだけの身体能力があるかをチェックする試験で、次の4項目について検査を行います。
● 視力検査(両目で0.5以上)
● 色彩識別検査
● 運動能力検査
● 聴力検査
視力検査は左右片方ずつに加えて、両目の視力をチェックします。0.5以上の視力があれば合格で、メガネやコンタクトで視力を矯正して受験することもできます。
視力を矯正した場合は、運転時もその矯正器具を使用しての運転が条件となるので注意してください。
聴力検査も視力検査と同じく、補聴器を使っての受験が認められています。この場合も運転時に補聴器を使用しなければなりません。
2. 学科試験を受験する
適性検査が完了したら、いよいよ学科試験です。学科試験では道路交通法の知識や理解があるか、正しい交通マナーが身についているかを問われます。
問題数は、文章問題46問(1問1点)+イラスト問題2問(1問2点)で、このうち90%以上(45点以上)正解していれば合格です。試験時間は30分です。
原付免許のなかでも山場の部分なので、事前にしっかり勉強して試験に挑みましょう。
3. 原付講習を受講する
学科試験で合格した方は約3時間の原付講習を受講します。原付を正しく乗りこなすため講習で、以下について学びます。
● 基本操作
● 基本走行
● 安全運転の知識
実際に原付バイクを運転するので、当日は原付を運手するのに支障がない恰好をして出向きましょう。
3時限分の原付講習が修了すれば、原付免許が交付されます。これでようやく原付を運転できるようになります。
原付マニュアル免許を取得するために必要な費用
原付免許を取得するために必要な費用は合計で7,750円です。
内訳は次のとおりです。
● 受験料:1,500円
● 講習料:4,200円
● 交付手数料:2,050円
上記は法令で明確に定められた標準額ですが、詳細についてはお近くの免許センターや運転免許試験場、もしくは各都道府県公安員会にお問い合わせください。
原付マニュアル免許試験を受験するために必要な持ち物
原付免許を取得する際には以下の持ち物が必要になります。事前にしっかり準備し、万全の体制で免許センターに出向きましょう。
● 住民票の写し(発行後6か月以内で、本籍地の記載があるもの)
● 顔写真(撮影後6か月以内で、縦30㎜×横24㎜)
● 印鑑
● 筆記用具(HB以上の鉛筆と消しゴム)
● メガネ・コンタクトレンズ(必要な方のみ)
注意しておきたいのが、住民票と筆記用具です。住民票は必ず本籍地が記載されているものを用意し、期限についても十分に確認してください。
また試験はマークシート方式で行うため、シャーペンではなく必ず鉛筆を用意するようにします。消しゴムも忘れないよう、しっかり準備しましょう。
免許センターなどの試験場についたら
● 運転免許申請書
● 受験票
を受け取ってから、検査に移ります。
さらに学科試験合格後に実技の講習があることを想定し二輪車を運転するのに相応しい服装を準備しましょう。
夏場は暑さで薄手の格好をしたくなりますが、万が一転んだ際に露出が多い服だと怪我が重症化する可能性があります。具体的には次のような格好がおすすめです。
● 長袖
● 長ズボン
● 運動靴(サンダルやヒールのある靴はNG)
● 手袋やグローブ
原付マニュアル免許を取得するための学科試験対策を解説
原付免許を取得する際に一番重要なのが、学科試験です。原付で道路を走るので、安全に運転する為の知識が必要になります。
また車道は他の車両も走行しているので、自動車同様に道路交通法を正しく理解しなければなりません。
ここでは原付免許取得時の学科試験対策について解説します。
道路交通法の教科書でしっかり対策を行う
最もおすすめの方法が、市販の問題集や教科書を購入して道路交通法を満遍なく取り入れる方法です。道路を走行するには細かい規則があり、それをしっかり頭に入れなければ重大な事故につながります。
まずは道路を交通するうえで、どんな規則が設けられているかを頭に入れましょう。この時点では完璧でなくてもOKです。
Web上の模擬試験で試験対策
問題集や教科書に一通り目を通したら、しっかり頭に入っているかを模擬試験でチェックします。「原付免許 学科試験」で検索すると多くのサイトがヒットしますが、おすすめは日本二輪車普及安全協会の「ゲンチャレ」です。
パソコンだけでなくスマートフォンからもアクセスできるので、空き時間を利用して知識を吸収していきましょう。
学科試験は言い回しの微妙な違いが多く、例えば30㎏の制限が60㎏と記載されていたり、3.5メートルが2.5メートルと記載されていたり、ややこしい問題がほとんどです。
試験に慣れるためにも、模擬試験を積極的に活用するのがおすすめです。
原付講習はどんなことをする?
最後に原付講習の内容をご紹介します。
学科試験が終われば、あとは講習を受けて完了です。しかし事前にどんなことを行うかを知っていれば、初めてでも落ち着いて受講できるでしょう。
原付講習の内容は以下の通りです。
● 装置の名称と扱い方
● 正しい運転姿勢
● アクセルとブレーキ
● スタンド
● ヘルメットの正しい着用
● 発進・停止
● スピード調節
● 8の字走行
● カーブ走行
● 徐行の仕方
● 狭路
● 視点・士や範囲
● 合図と安全確認+進路変更
● 交差点の走行方法
● 危険予測
● 危険回避
初めてでも正しく安全に走行できるよう、綿密なカリキュラムが組まれています。最初は誰でも上手くいかないものです。リラックスして受講するのがポイントです。
原付マニュアル免許があれば移動がラクに!
原付免許があれば、自転車よりラクに目的地まで走行できます。ほかの自動車免許に比べると、取得までのハードルが低いのがメリットです。16歳以上で運転能力がある方なら誰でも取得できるので、バイク好きな方も含めぜひ挑戦してみてください。
武蔵境自動車教習所では、普通二輪車、AT限定普通二輪車、小型限定二輪車、AT限定小型限定二輪車、大型二輪車の免許が取得できます。原付でバイクが面白いと感じた方は、ぜひ排気量の多い二輪車にもチャレンジしてみてください!